複雑な略奪愛

2003年10月23日
街でナンパした響子さんも、旦那さんのいる人だった。

6歳年上だったけれど、きゃぴきゃぴしてる感じのすっごくかわいい女性。

いろんなとこに遊びに行って、楽しい日々を過ごした。平日も、二人が使っている通勤電車の乗換駅が同じだったので、朝と夕方に毎日のようにデートしてた。

彼女は、旦那と別れて俺と一緒になると言った。
もちろん彼女のことは好きだし、大事にしていたけど、正直・・・「めんどくさいな」と思った。

そこまでの気持ちは無かった。入れ込みたくなかった。

彼女は俺のことを本気で愛してしまったのかな。
でも俺は「それはよくない」と諭すこともできなかったし、「一緒になろう」って決断することもできなかった。

「離婚したいと旦那に告げた」と聞いた。
もちろん俺のことは内緒のはず。旦那はそれを拒んだ。旦那にしてみれば、俺のことを知らない以上、離婚の理由が見つからない。

しばらくはそんな関係が続いた。


あるとき、響子さんの会社の後輩(仮にA子さんとする)が彼氏を募集中とのことで、俺の友達(仮にN男君とする)と引き合わせた。

飲みの後、2x2でカラオケに行った。
当日はそれだけ。まあ、普通に遊んだだけで終わった。

後日、A子さんから直接連絡があった。
「気に入ったのでもうすこしお付き合いしたい」

・・・

・・・

俺かよっ(w

A子さんが気に入ったのはN男君じゃなくて俺だった。

もちろん断わった。

ちょっと惜しい気もした。

数日後、街で響子さんとN男君が手をつないで仲良く歩いているのを見てしまったときは、A子さんと遊んじゃえばよかったって、本気で思った。

N男君を問い詰めることはしなかった。
彼女を問い詰めることもしなかった。

問い詰めたところで彼女は帰って来ないし、帰ってきて欲しくも無い。

所詮、そんなもんなんだ。って思っただけ。
1年後、N男君が結婚しました。と、社内メールが届いた。お祝いのパーティーの幹事からの一斉送信メールだった。

新郎 N男
新婦 響子

お幸せに。

アブノーマル!?

2003年10月18日
もう、愛せないと思った。
どんなに愛してもいつかは裏切られると思った。

ならば・・・最初から愛さなければいい。

会社の先輩と行った居酒屋で意気投合し、次は二人で会いましょうと約束してキスをした秋子さん。

旦那さんがいる人だった。

しばらくして二人で会うことが出来た。
食事後、なんの合図があるわけでもなく、二人の足は、当然のようにホテルに向かっていた。

彼女の友達も不倫していて、不倫カップルダブルデートなんかもした。

会えば酒を飲んで寝るだけの関係。すくなくとも、愛はなかったはずだった。

好きになってはいけない。先があるわけでもないし、10歳も年下の男を本気で愛するわけもない。これでいい・・・

アブノーマルなエッチを求める人。SとMの関係。初めて女性を縛った。自分がSだということを認識した。多分、相手を自分だけのものにしたいという独占欲の強さとこれまでのトラウマがそうさせたんだろう。

倒錯の世界、快楽におぼれるだけの関係だった。

・・・・・・

ある日突然、連絡が途絶えた。

当時は携帯電話なんてない。俺から彼女の自宅に連絡することは出来ないし、そもそも自宅電話は教えてもらっていない。

俺のほうから連絡が取れる唯一の手段。
彼女の会社に電話をした。

「秋子は退職しました。」

聞き覚えのある声。
Wデートした彼女の友達だった。

「もう彼女のことは忘れなさい」

離婚したと聞いた。

浮気していたことが旦那にばれたらしい。
もちろん、ばれた浮気相手が俺かどうかなんてわからない。

俺には何の相談もなかった。
旦那には俺のことは言わなかったんだろうか。
その後、彼女や彼女の旦那から連絡は一切無かった。

俺が旦那の立場なら、相手の男性に慰謝料請求するだろ。

かばってくれたのか?
それとも俺に飽きただけの嘘なのか?

本当のことは今でもわからない。知るすべも無い。


かばってくれたんだとしたら・・・・

もしかしたら、俺のこと・・・・

・・・愛してくれていた?

そう思うと、いまでも胸が痛くなる。

もっと愛すればよかった。。。
東京に戻ってから、俺にはすぐに新しい彼女ができた。といっても、やっぱり遠距離なんだけどね。

宮城に出張に行った際、客先の総務の女性を飲みに誘った。前から面識があり、一度誘いたいなと思っていたんだ。

ちょうど仙台で開催されてた「光のページェント」ってイベントを見に行って、食事して、飲みに行って・・・・

帰りの電車がなくなってしまった。

次の日は幸い、休日だった。
彼女のアパートに停めてもらえることになった。

部屋に入って、キスして、抱きしめて・・・

その後、静岡担当から宮城担当になっていた俺は美野里さんと、ちょくちょく会うことが出来た。失恋の傷はすぐに癒された。

ところが、半年ほどたった頃、いつものように出張行くことを告げてデートに誘うと、あんまり乗り気じゃなさ気。習慣となっていた会議室での秘密のキスも拒否された。

結婚するんだと。。

初めての仙台デートの時に、買ってもらったB’zのCD「FRIENDS」。

ホント、♪色あせたいつかのメリークリスマス〜になっちゃったよ。

初めての恋

2003年10月16日
12年前になるか。俺が19歳の時。
僕の世代では遅すぎる初めての恋。

淡い初恋?

もちろん、小中学生の頃に経験する、○○ちゃんが好きってのはあったよ。

でもね・・・

あんなに人を好きになって、愛して、抱いて、その人のこと、全部欲しいと思ったことなんてこれまで無かった。

ゆみさん。
当時俺より三つ年上の女性。

子ども扱いはされなかった。
対等に接してくれたし、二人の時はむしろたくさん甘えてくれた。

若かったね。

当時、仕事の都合で静岡に長期滞在していた俺は、東京に帰るとき、彼女にプロポーズした。

「一緒に東京に行こう。」

即答されたよ。

「好きな人が他にいるから。」

なにそれ。
俺はいったいなに?。
駆け引きとか、恋愛ごっことか、
しらねーよ。そんなの。

荒んじゃった。もう、わけがわかんなかった。
そのときは、女性を信じられなくなった。

俺が彷徨い始めたのは、これがきっかけだった。

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